2008年7月20日日曜日

システム開発の営業という仕事

半年ほど前、ある人が「結局この仕事は人間にいくらの付加価値をつけて売ってくるかが大事」と言っていて、私はその言葉に若干違和感を感じつつもそんなもんかもと思っていた。
また別のある人が最近「受託開発といっても今やっていることは人売りと変わらない」と言っていた。心の中で激しく同意してしまった。
そう。
今の仕事ってエンジニアの時間を売っているだけなんだよね。
そう考えたらなんかいろんな意味で悲しくなってきた。

ま、それをおいといて。

システム開発の現状が、場所は違えど常駐だろうが持ち帰りだろうがエンジニアの時間を売っているだけでしかない以上、そこにかかるコストはきっちり請求しなくてはならない。そしてシステム営業はなんでそのような時間とコストがかかるのかをきっちり説明しなくてはならない。システム営業と呼ばれる職種の人達はこの説明が苦手な人が多いんだと思う。なんでかというと必ずテクニカルなこととプロジェクトに関する事がでてくるから。営業のスキルってそこは専門じゃないんだよね。そういう説明を営業に求めるのはちょっと無理があるし、逆にそこをついて案件を発注側の良いようにコントロールしようとする担当者もいたりする。これはとても悲しいことだね。個人的にはエンジニアがもっと自分の仕事の価値の評価基準の一項目として「お金」というものにもっと執着しても良いんじゃないかと思う。

さてさて、話が発散しますが、時間売りの仕事ってちょっとね。
なんでそんなんなっているか? という理由の一つに契約書面に記述される権利の項目があるように思う。作ったモノは全部、甲(発注側)のモノってやつ。嘘かと思うけど本当にある。普通にある。ていうかほとんどそんなんばっかり。
これ書かれたら時間売りになるしかないよね。

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